こんにちは〜!!
留学カウンセラーの田持です☆
最近、「日本語教師になるにはどうしたらいいんですか?」とか「将来は保育士になりたいけど、海外でも保育士になれるのですか?」など、日本語教育と幼児教育に関する相談がよくあります。
私も学生時代は教育学を専攻していて、留学生に日本語を教える日本語教師になるか、小学校英語導入にともない、小学校でも英語の授業を担当して教えられる児童英語教師の需要が伸びてきていたので、その児童英語教師になるかの二つの道で悩んでいました。
実際に仕事として、どちらが自分に向いているのか、それを見極めたいと思い、インターンシップ先はアメリカで日本語イマージョン教育を行っている小学校へ行くことにしました。
日本語イマージョンとは、日本語で英語以外の教科(算数、理科、社会など)を教える、いわゆる生徒を「日本語漬け」にして英語を使わず、すべて日本語で授業を行うというものです。
日本でも英語イマージョンといって、第二言語である英語を使って学び、自然に英語を習得していくことを目指した学校や幼稚園も増えてきています。
イマージョン教育では、すべての教科を外国語で教えることによって、� �の言語により多く触れ、外国語が早い段階で自然と身についていき、知らない言葉も自分の知っている言葉や母国語とつなぎあわせ推測することで、脳がより活発に働き、頭の回転が速くなるともいわれています。
またその外国語を学ぶことで、その外国語が使われる国に関する文化にも興味を持つようになり、異文化理解の精神を育むこともできます。
私のいたアラスカ州のサンドレイク小学校では、
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≪一日のスケジュール≫
9:00〜12:10 授業
12:10〜13:00 ランチタイム&昼休み
13:00〜15:00 授業
というようになっていました。すごくあっさりしていますよね。
ランチタイムは学年が下になればなるほど10分ずつ早くなっていますので、一番下の幼稚園クラスは11時半からランチが始まります。
♪ランチタイム♪
実はアメリカの小学校には日本の小学校のように時間割がありません。音楽と体育と道徳の時間が決まった時間に入っていて、それに合わせて先生が午前と午後に与えられた時間のなかで自由に何をどのくらいの時間教えるか決めることができるんです。
幼稚園(5歳)から6年生(12〜13歳)までの生徒がイマージョンクラスという日本語を半日学ぶクラスと、通常の一日を英語だけで学ぶクラスと分かれていて、各学年イマージョンが2クラス、通常クラスが1クラスありました。
イマージョンクラスでの授� ��は各学年日本人の先生が教え、英語での授業はアメリカ人の先生が教えるという二人体制で2つのクラスを受け持ちます。
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日本語の授業の中でも、ひらがな、カタカナ、漢字や作文など日本語そのものを教える授業もありますし、イマージョンは日本語を使って他の教科も教えます。理科の実験の一つではフクロウが消化できなく吐きだした物体(ペレット:pellet)をピンセットを使って解体し、その中からでてきた骨や羽について観察したあと、日本語で観察日記を書くということを行いました。出てきたものがねずみや鳥の頭蓋骨や体の骨なんですが、その観察で必要な表現「骨」や「ねずみ」「頭」など生徒たちはここで絶対にその単語がわからなければ作文として表現できないとわかれば、自然に「これはなんといいますか?」と先生に� �かって質問をしてきます。こうやって目の前にある物体の名前を知り、新しく修得した単語と物を結びつけて覚えていくのです。
インターン(実習生)だった私は日本語の授業に参加するだけでなく、アメリカ人の先生が行う英語の授業にも自由に参加することもでき、そこでは英語で授業が行われるので、私が生徒から英語を教えてもらうということもよくありました。
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またこのインターンシップ中にイマージョンプログラムを行っている中学校と高校の授業にも参加させてもらいました。アンカレッジは中学校2年間、高校が4年間なのですが、中学校は小学校でイマージョン教育をうけてきた生徒がほとんど日本語の授業を一部社会も日本語で受けていましたが、高校では日本語は選択科目になるので、授業も50分しかありませんでしたが、小中とイマージョンクラスだった生徒はかなり高いレベルで、先生が話す日本語をほとんど理解できていました。高校に入ってから初めて日本語を学んだという学生のクラスはやはり文法といったところを中心に学� �ので、先生はレベルに合わせて話すスピードや、ゲームをいれるのか、グループワークやどんなプレゼンテーションをさせるのか難易度を変えて教えていました。
海外で日本語を教えることで、私は日本という国の文化、芸術、政治・経済などを外からの視点で見つめなおすことができましたし、なかなか日本にいては見えなかった部分というのもたくさんありました。そして、アメリカの教育現場で働けたことで、アメリカならではの教授法や英語力というのも日本にいたときにくらべて格段にあがったように思います。
なかなか海外で日本語教師として働くにはビザの関係上や日本語のニーズがなければチャンスは限られたものになるかもしれません。だけど、英語教育導入や外国人児童の増加に伴い、今や日本での英語のニーズは幼稚園や� �学校段階にあります。そこでは中高のように文法で教えることはできないので、いかに教師が英語を使いこなし、授業を工夫していけるのかにかかっています。
また日本で日本語教師になる場合は、学校教員と違い免許といったものはありませんが、
@日本語教師養成講座420時間コース 修了者
A日本語教育検定試験合格者
B大学にて日本語教育課程 主・副専攻修了者
のいずれかで募集していることが多いので、大学を卒業してからでも@やAで資格を取得できます。
児童英語教師に関しては、小学校で 教える場合は小学校教員免許。幼稚園で教える場合は保育士の資格を持っていると有利になります。どちらも実は日本の大学の通信で取得できるものでもあるので、大学で専攻していなくても大丈夫です。
今は小学校英語指導者認定協議会(略称:J-SHINE)という民間主導で設立された英語教育指導者の資格認定を行うNPOが出す『小学校英語指導者資格』を有していれば、教育委員会にその有資格者として届け出をだすことができるので、オファーがあれば、小学校で講師として働くことができます。
私もこの資� ��を持っていて、ニュージーランドにある児童英語教師養成学校に通い6週間で取得してきました。
日本語教師や児童英語教師になるにも日本の大学や専門学校では語学をとるか、幼児教育をとるかのどちらかになってしまいますが、海外で学ぶということは両方同時にできることでもあるのです☆
海外大学で教育を学ぶということも進路の選択肢の一つとして興味があれば、ぜひ相談にきてくださいね♪♪
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