2012年4月16日月曜日

就活テクニックABC!就活にテクニックはいらない: So-netブログ


就活カフェABC�)。いよいよ今日で1月も最後。当初から言ってきたように、今日で全てが決まる。(就活指令…試験期間中の就活の進め方(試験のある人もない人も)~1月の1日、1時間、1分が明暗を分けることを自覚せよ!

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日はみなさんの目下の大きな悩みである志望動機の作成方法について、パート3をお伝えしたい。パート1とパート2を読んでいない人は、確実についていけないと思うので、まず面倒でもパート 1とパート2を先に読んでほしいと思う。
パート1(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート1~恋愛告白としての志望理由~ 
パート2(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート2~企業の展開を読み、それに対応できる自分を見つける!~ 

ちょっと復習。
志望動機の前半部分の第1フェーズでは、他の企業ではなくなぜこの企業を強く志望するのか、他社との比較優位性を示すいわゆる志望理由である。志望動機全体を恋愛→求婚で例えると、そのうち恋愛モードにあたる。Aさん、Bさん、Cさんの中で、なぜAさんとCさんではなく、Bさんのことが好きなのかを告白するシーンである。

第2フェーズは、この企業の未来を考えた場合に、この企業の中で自分には何が実現できるのか、そして自分の人間としての目標をどのように達成していくのかを伝えるいわゆる実現宣誓である。つまり求婚モードである。Bさんとともにどのように幸せな家庭を築き、共に人間の完成に向かって歩んでいくのかを約束するシーンである。パート2ではこの第2フェーズの前半部分にあたる企業の展開の読みと� �れに対応する自分探しについて説明した。

今日は、この第2フェーズの後半部分を見ていきたい。志望動機の中で最も重要とされる、正に「実現宣誓」の部分である。

第2フェーズ(実現宣誓)の6つのコンテンツのうち、
(4)今後の競争の鍵となる企業・組織の強みの中の強み
(5)強みの中の強みを生かした企業の今後の展開
(6)企業の今後の展開に関連した自身の強み
(7)企業の今後の展開に関連した自身のこれからの成長の可能性
についてはパート2で説明した。今日は、
(8)それらのチカラを発揮して企業の中で貢献&実現できることを表明
(9)自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明
を見ていく。

上の例としては、
(8)アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化
(9)世界の人の役に立つための(製品などの)世界への波及
である。

まず、(8)について、「貢献&実現できること」の意味は「貢献&実現したいこと」ではなく、「貢献&実現すべきこと」に限りなく近い。なぜ「貢献&実現したいこと」ではないかと言うと、会社はみなさんの夢や希望を実現させてくれるために存在するのではない。世のため人のためにモノやサービスや価値を生み出すために存在しているからである。

その人が貢献すべきこと、実現すべきこと…そんなこと言われても会社の人じゃないと、「何をすべきか?」なんてわからないのでは?そうかもしれない。OBOG・会社訪問を含め、しっかりとした企業研究・分析ができていれば、「なんとなく」見えてくると思うのだが、それにしても「なんとなく」が限界だろう。だから、「貢献&実現できること」の言葉を使っ� �少々自分本位にしているのだ。

もっと極端に言えば、企業研究・分析のための材料が少ない場合は、「貢献&実現できそうなこと」でも仕方ない場合もある。ただし、「貢献&実現したいこと」にはならないように気をつけなければならない。エントリーシートや面接で、「ところであなたはこの会社に入って何をやりたいのですか?」と聞かれても、「ところであなたはこの会社に入って何を実現すべきだと思いますか?あるいは、何を実現できますか?あるいは、何を実現できそうですか?」を聞かれていると思ったほうが良い。

しかもこの(8)は、パート2で取り上げた(4)~(7)を受けているので、単に「実現すべきこと、実現できること、実現できそうなこと」を語るシーンではない。企業の強みの中の強み、その強みが生み 出す今後の展開、その展開に生かせそうな自分のチカラ、その展開に応じてこれからつけていくチカラを分析した上で、自分が実現すべきこと、あるいは実現できること、あるは実現できそうなことを特定しなければならない。

今回の例では、国際展開の積極性を軸としたアジア戦略について考えている。自分がアジア戦略のために実現すべきことは何だろう?あるいは実現できることは何だろう?あるは実現できそうなことは何だろう?を考えるのである。そのためには、その企業の海外展開のモデルを研究することになる。例えば、その企業は、既に中国(上海)とバンコクに拠点があるとすれば、この拠点がどのように築かれ、どのようなビジネスが展開されているのか、現在の課題は何か、などについて調べ尽くすのである。

そうすれば、既存の拠点に関する今後の展開と未開拓の地域に関する拠点化(拠点の必要性も含めて)をイメージできるようになる。もちろん、そのような難易度の高い業務を任せてもらえるまで少なくとも10年以上はかかると思うが、とにかく今は、一生懸命調べて、考えるのだ。

なぜなら、企業は「実現すべきこと、実現できること、実現できそうなこと」に対する正確な回答を待ち望んでいるわけではないからだ。もちろん、期待していることはあるかもしれないが、心配しなくても回答のほとんどが間違っているか、論外(無難な言葉遊び)なのである。だから正解・不正解ではない。どれだけ真剣に、その企業のことを考え、調べ、また考え、また調べているのかを観察しているのである。この人は真剣か、真剣そうに 見えるだけなのか、真剣ではないか…だいたいこの志望動機のこの部分を読めばわかってしまうのだ。

「がんばります!」「なんでもやります!」「一生懸命やります!」などの精神論を志望動機として書く人、言う人がいるが、この精神論ほど当てにならないものはない。当てにならないどころか、「がんばります!」「なんでもやります!」「一生懸命やります!」と言う人ほど、頑張らずに手を抜き、なんでもやらずに口応えをし、ふて腐れて仕事をすることを経験則として知っているから、その手には騙されない。イケテナイ営業マンほど共通してこの精神論を繰り返してセールスしていることを頭に入れておいてほしい。将来のためにもね。

そんな精神論から脱却して、「実現すべきこと、実現できること、実現でき� �うなこと」を考えてみよう。何を実現すべきなのか?誰に対して実現すべきなのか?どのようにして実現すべきなのか?を明らかにする。「何を、誰に、どのように」…覚えよう。

上の例では、アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化となっているので、家電製造・販売を想定した場合に、それぞれについて「何を、誰に、どのように」を考えてみよう。

【拠点開拓】
(何を?)商品を製造、販売、メンテナンスできる拠点開拓
(誰に?)その国や影響を及ぼす周辺国の人
(どのように?)流通している既存商品の企業に関するリサーチ、参入障壁の分析、開拓計画作り

【営業推進】
(何を?)商品の良さを知ってもらい、新たなニーズを掘り起こすこと
(誰に?)現地企業、販売店、現地の人
(どのように?)プレゼンテーション、展示品、キャンペーン(試供品)など

【ネットワーク強化】
(何を?)現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などとの連携
(誰に?)現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などの関係者
(どのように?)ビジネスプラン、適用技術、将来の独立化などの情報共有

実際には、そんな簡単なものではないのが、みなさんが想像できるように正に絵に描いた餅を描いてみた。面接の時に、「本当にそんなことできると思っているの?」と聞いてくる間抜けな面接官も、実は10年程前は同じようなことを考えていたのである。「何を、誰に、どのように」を真剣に考えることだ。

さて、いよいよ最後の(9)「自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明」についてである。これを簡単に言うと、「この企業で働くことによって、あなたの人生の夢は叶うのか?」ということである。難しい思う。なぜなら、「人生の夢やビジョン」を描いたことがないからである。これまでの20年間で� �剣にそんなことを聞かれることがなかった。「夢物語」的なことはあったかもしれないが、企業の人を前にして「お金持ちになって家を建てて優雅な生活を送りたい」なんて言えないのだ。

就活の参考書とかで自己分析は進めて見たが、過去の話の整理ばかりで終わってしまい、未来についての話はなぜか適当にしか考えることができなかったのだと思う。それはみなさんの責任ばかりではない。その参考書の筆者さえも自分の夢やビジョンが見えずに、その本を書いてしまっているので、みなさんから夢やビジョンを引き出す仕掛けを作れなかったのだろう。

いつも私が言っているのは、「もし、明日死ぬと言われても、昨日と同じことを今日やるか?もし、昨日と同じことを今日も明日の最期の瞬間までやり続けたいと思う� ��とがあるならば、それこそがあなたの本当に求めている人生である。そして、それは、あなたのチカラで叶えることができる。」ということである。お金持ちになって家を建てて優雅な生活を送ることができても、明日死ぬと言われたら、のた打ち回って死ぬことから逃げたくなるだろう。

自分の求めている人生はどんな人生なのか…その答えはあなたの中にしかない。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして革新を図り続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人を育てることをやり続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の役に立つことやり続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして平和や安心を世界に発信し続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の笑顔を作り続けるだろう。
もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして人の快適を追求し続けるだろう。
…真剣に考えないと、相手には絶対に伝わらない。そして、今日思いつくことと、明日考えることは微妙にずれてくる。毎日、毎日考えて更新してほしいものだ。


頭皮のレッスンを駆動するにあるもの

上の例では、「世界の人の役に立つための(製品などの)世界への波及」とある。つまり、この人は世界の人の役に立つ人になることが人生の夢でありビジョンのようだ。つまり、もし、明日死ぬと言われても、今日も昨日と同じくこうして世界の人の役に立ち続けたいのだ。ということは、企業人として自分の会社で製造している製品をニーズに対応させて世界中に提供することで世界の人の役に立てるのならば、それが正に本望なのである。

さて、それでは(1)~(9)までを見ていこう。(便宜的に○数字に変えています)
『①貴社は、常識にとらわれず現状に満足することなく常に上を目指している姿勢を大切にして、顧客満足度を徹底されている。②この企業文化こそが、顧客のタイムリーなニーズに対応した商品を開発し、日本でのシェアトップを維持し、世界での商品流通を拡大しているなどの強みにつながっていると考えている。③自身は中学校のクラブ活動以来、大学時代のゼミ活動やボランティアサークルに至るまでチームでの取り組みを大切にして成果を上げてきた。メンバーが同じ目標に向かってベクトルを合わし、レベルの高い目標を達成することを喜びや成長として感じることができるので、貴社の考え方に大きく共感できる。また、自身は途上国の貧困削減に貢献するボランティア活動に関わっており、貴社の地域や国別のニーズに� �応した海外展開の積極性こそが「世界の企業」としての果すべき役割であることにも共感したことが志望した理由である。
 また、④貴社は説明会の場でも、今後はこれまで以上に国際展開に取り組まれるとの方向性を示されている。⑤この積極的な国際展開によって、日本の企業からアジアの企業に、そして世界の企業へ羽ばたくためにアジア戦略を位置づけられている。⑥自身はこれまでの国際的なフィールドを対象としたボランティアを通じて国際感覚を身に付けるとともに多様な文化を認めることができるコミュニケーション力を育み、どのような困難な行き詰まりにも対応できる粘り強さは発揮し、チームとして結果を出していくことの達成感を大切にしてきた。⑦さらに今後も現在の強みを補強するかたちで、成果主義の徹底、語学力の上達、交渉力を身に付けること、文化を超えた信頼感の醸成、次につながる改善・改革力を通じて、貴社のア� �ア戦略に貢献したいと考えている。
 ⑧具体的には、アジア戦略の中での拠点開拓、営業推進、ネットワーク強化に貢献できると考えている。 拠点開拓では、貴社の製品について現地で製造、販売、メンテナンスを完結できる仕組みを整える拠点作りが考えられる。これには流通の現状把握などの綿密なリサーチや慎重な分析と計画作りが求めらる。営業推進では、商品の宣伝・広報の充実とニーズの掘り起こしの重点化が考えられる。これには関係者へのプレゼン力が鍵となる。ネットワーク強化では、現地の製造会社、販売会社・代理店、メンテナンス会社・工学系大学などとの連携が必須であり、最終的には独立化を支援できるレベルの信頼関係が求められる。⑨このように、世界が求める製品を世界中に普及させることに貢献する機会を得られるのであれば、自� �の人生のビジョンである「世界の人の役立つことにチカラを尽くす」ことが最高のカタチで実現できると考え、貴社を強く志望する。』

ようやく完結?した。最後までつきあっていただき感謝。

内定を取るためではなく、幸せになるための就職活動…夢と希望を持って最後まで諦めずに闘ってほしいと思う。誰よりもあなたに対してそう思っている。ひとつだけ言っておきたいことがある。たとえ、結果が出なくて、思い通りにいかなくても、誰に責められても…そんな自分を認めてほしい。就活全般がうまくいかないこと、エントリーシートが通過しないこと、面接に落とされること、筆記試験で足切りにあうこと…確かにそれは他人より劣っているということだ。それを否定してはいけない。正面からそれを受け止めてほし� ��。ただ…そこで落ち込むのは間違っている。

言いたいのは…「できない自分に誇りを持て!」ということだ。私のこれまでの人生は正に「できない自分に誇りを持ち続ける」ことだった。自分ができないことに気がついた時はとてもつらかったが、それに誇りを持てるようになってから人生が変わった。

いつも、どこにいても、どんなときも私はみなさんの心の中にある。みなさんの心の声があればいつでも戻ってくる。いろいろな困難を乗り越え、77日間連続で書き続けることができたのも、ただただ、みなさんのお蔭である。感謝。77日経ったので、ひとまずM78星雲に戻るとするか?

(お知らせ)Twitterでつぶやきに対応することにしました�)。この一週間でアクセスも減ってきた。いよいよ、みなさん、就活本番でブ� ��グを読む元気もなくなってきたのかな?今日は一週間で最もアクセスが少ない土曜日。どうなることやら。そろそろ引き際かな?

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さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート7である。パート1~パート6を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと、意味が不明だと思う。。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ 
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ 
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ 
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ 
パート5(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ 
パート6(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つけろ!~ 

今回はパート7として、これまでの高度化計画で出来上がった自己PR例についてケチを?つけてみたいと思う。自己PRには「完成!」や「完璧!」はないということをみなさんと共有したいからだ。

パート6で得た結論にパート4のルーツとパート2のビジョンを付け加えると、
[導入文]
最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。
[ルーツ]
これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて人間を変えようと思ったことに原点がある。
[大学時代の強みの発揮]
この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。
[強みの発揮抽出]
特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。
[今後の強みに関連したビジョン]
今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在としてさらに進化していきたい。」
となる。

ブログを書いているときは、それはそれで「完璧だ!」と思っているのだが、こうして文章を読み返しているだけで数箇所の改善すべき点が見つかった。お恥ずかしい限りである。みなさんは気づいてただろうか?多分、第三者的に読んでくれているみなさんの方が先に気づかれたと思うが、ここでみなさんと共有したい。

【改善点01】
致命的と言うべきか。無理矢理つなげたこともあるが、[導入文]と[ルーツ]が明確にリンクしていない。字数制限がある場合は良くあることだが、今回の場合は特に字数制限があったわけではない。監督に怒られて人間を変えようと思ったことと、粘り強さがどのように結びついているのかがしっくり来ない。この時点でアウトだ。審査官が眉間に皺を寄せているシーンが目に浮かぶ。本題に入る前に読まれなくパターンだ。審査官は、意味が通じなくなった時点でほとんどの人がその項目を読むのを止めてしまう。その項目だけで済めば良いが、そのエントリーシート全体を読むことを止めてしまう可能性もある。導入文、ルーツ、導入文とルーツの組み合わせには十分気をつけたほうが良い。
修正案としては、「…これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて、幼いながらも、どんな時も周りの人と共に頑張れる人間に変わろうと思ったことに原点がある。…」等が考えられる。

【改善点02】
導入文にある「…チャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され…」の部分と
発揮抽出文の「…みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができた…」の部分に矛盾を感じる。前者は、自分ひとりでやっている雰囲気だが、後者は確実にみんなに支えられている。本来、経験から逆算してはいけないのだが(笑)、どう考えても「…みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができた…」は非常に重要であり、他人との差別化を図れるキーワードである。前者を修正すべきだろう。しかも前者の「落ちた」は縁起が悪い。
修正案としては、「…チャンスの時もピンチの時も周囲のパワーを集結させて大きなパワーを生み出すことに発揮され…」等が考えられる。


私の息子は学校のトイレを使用することはありません

【改善点03】
大学時代の強みの発揮のところで、長期インターンシップがどのような業界か不明でありイメージできない。同じく、ゼミナールコンテストのゼミの学部・専攻やコンテストの課題が不明でイメージできない。これは字数制限の時によくあるパターンである。イメージできないと読む側としては非常にストレスが溜まる。いつ出て来るか、いつ出て来るか…と待っていたら最後まで出てこないのである。その他、よくあるパターンとしては、飲食店系のアルバイトで「飲食店」としか言わないのでイメージができない。どこかの就活本で「居酒屋」と書くとイメージが悪くなるので「飲食店」と書いておくのが無難…というコメントを見たことがある。この筆者…今までいろんな都合の悪いことを包み隠して来たんだろうなと思いつつ。� �も、読む側としてはイメージできないストレスが大きいので、「和食系」「洋食系」「イタリアン」「中華料理」「ファミリー向けレストラン」「ダイニング」もちろん「居酒屋」もはっきりさせた方が良いだろう。嫌なら「和食料理店」でも良いのではないだろうか?「飲食店」は避けた方が良い。ただし、「バー、クラブ、スナック」などの主にサービスを商品とする水商売は、就活としてはご法度とされているので、注意すること。
修正案としては、「…生活用品メーカーの長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、社会学部のゼミナールコンテストでの京町家研究のとりまとめと入賞…」などが考えられる。

【改善点04】
今後のビジョンのところで、「結果を残せる粘り強さ」+「結果を残すことの責任」だけで社会人に対応できると思えないのである。もちろん、社会人になればいろいろな力をつけていくことが求められるが、そういうことではなくて、「粘り強さ」との関係で物足りなさを感じてしまう。粘る→結果を出す→結果を出すことに責任を持つ。ということは、結果が出せない場合はどうするのか?学生のうちは、結果が伴わなくても、粘り強く頑張れば周りから信頼されたが、社会人となればやはり結果が問われる。その結果が伴わない場合どうすれば良いのか?…やはり、どうして結果が出せなかったのか?どうすれば結果が出せたのか?今度同じような結果を求められた時にその経験をどのように生かせば良いのか?などを考える反省� �・改善力が必要となる。
修正案としては、「…今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在となり、さらに結果に対する反省と改善を忘れずにさらに高いレベルの粘り強さを生み出していきたい。」などが考えられる。

結果的に修正案としては、
『最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーを集結させて大きなパワーを生み出すことに発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。これは小学校の頃に、人を大切にしない、人の話を聞かない、人と力を合わせる意味がわかっていないと少年野球の監督に怒られて、幼いながらも、どんな時も周りの人と共に頑張れる人間に変わろうと思ったことに原点がある。この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、生活用品メーカーの長期インターンシップでのグループ活動として営業報� ��書マニュアル作成、社会学部のゼミナールコンテストでの京町家研究のとりまとめと入賞などをあげることができる。特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった。現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボラ� �ティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。今後は周囲が求める結果を残せる粘り強さという現在の強みだけではなく、結果を残すことに責任を持てる存在となり、さらに結果に対する反省と改善を忘れずにさらに高いレベルの粘り強さを生み出していきたい。』

読み返したら、またいくつか課題が見つかったが、今後の材料として残しておこう。こうして、自己PRは少しずつ高度化するのである。つながり悪さに拘ったり、矛盾に気づいたり、説明不足を補強したり、物足りなさを改善したり…書きっぱなしや読みっぱなしにならずに、「基本的に自分の文章はイケテナイんだ!」と自覚して、毎日毎日進化させてほしいと思う。「未来の自分から、現在の自分を見つめる」ように自 分とつきあっていこう!

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ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート2~企業の展開を読み、それに対応できる自分を見つける!~ [志望動機・志望理由]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位に定着している( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。みなさんもいよいよ後期試験も終わりが近づき、来週からは通常の?就活スケジュールに戻ると思う。週末も決して休むことなく、常に一歩リードできるように自己PRを完成させ、志望動機の作り方をマスターしてほしいと思う。

このブログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日はみなさんの目下の大きな悩みである志望動機の作成方法について、前回(ついに発表!志望動機の作り方(10年度版)パート1~恋愛告白としての志望理由~ 

ちょっと復習。
志望動機の前半部分の第1フェーズでは、他の企業ではなくなぜこの企業を強く志望するのか、他社との比較優位性を示すいわゆる志望理由の表明であった。志望動機全体を恋愛→求婚で例えると、そのうち恋愛モードにあたる。Aさん、Bさん、Cさんの中で、なぜAさんとCさんではなく、Bさんのことが好きなのかを告白するシーンであった。

第2フェーズは、この企業の未来を考えた場合に、この企業の中で自分には何が実現できるのか、そして自分の人間としての目標をどのように達成していくのかを伝えるいわゆる実現宣誓である。つまり求婚モードである。Bさんとともにどのように幸せな家庭を築き、共に人間の完成に向かって歩んでいくのかを約束するシーンを見ていく。

今日は、この第2フェーズの前半部分を見ていき� �い。一気に最後までお伝えしたいところだが、ここを適当ににやってしまうと頭に何も残らない可能性があるので、2回に分けたい。

第2フェーズ(実現宣誓)は、以下のとおり、6つのコンテンツから構成される。
(4)今後の競争の鍵となる企業・組織の強みの中の強み
(5)強みの中の強みを生かした企業の今後の展開
(6)企業の今後の展開に関連した自身の強み
(7)企業の今後の展開に関連した自身のこれからの成長の可能性
(8)それらのチカラを発揮して企業の中で貢献&実現できることを表明
(9)自身の社会人あるいは人間としての夢やビジョンとその企業で働くことの関係を表明
である。

このうち今日は、(4)~(7)について見ていく。
上の例としては、
(4)積極的な国際展開
(5)アジア戦略の強化(日本からアジアの企業へ、アジアから世界へ)
(6)ボランティアを通じた国際感覚と多様な文化を認めることができるコミュニケーション能力、どのような困難にも対応できる粘り強さ、チームとして結果を出していくことの達成感など
(7)成果主義、語学力、交渉力、信頼感、改善・改革力 等
である。

まず(4)について、前回のフェース1のコンテンツ(2)である「それらの文化、社風、価値観などから生み出されている企業・組織のいくつかの強み」をここでさらに今後の展開を考えながら「強みの中の強み」を特定しなければならない。

企業の「強み」だけでも難しいのに、「強みの中の強み」なんてほんとに特定できるのだろうか?フェーズ1で説明したように、強みは「競争のための武器」である。ロケット、大砲な、ライフル、ピストル、刀、長刀(ナギナタ)で考えると、企業がこれらの武器のうち今後どの武器で勝負していこうと考えているかを特定しなければならない。言っておくが、ロケットなら良い勝負できるだろうと思うかもしれないが、ロケットは莫大なお金がかかるし、地上戦のつばぜり合いには� ��かないのだ。

この特定にはまさに企業分析が必要なのである。2月になると企業が説明会に来てくれる大学もあると思う。大学によっては夏や秋にも来たかもしれない。本来ならば、その夏や秋にその企業がどのような武器を持っているかを説明し(これを私は企業研究と呼んでいる)、2月には企業が今後どの武器を中心に闘っていくかのかを説明する(これを私は企業分析と呼んでいる)べきでなのである。

ところが、この世の中、いやいやこの日本の企業の人事部の人たちは全くイケテナイ。夏や秋でも、2月になっても「募集説明会」なのである。エントリーシートがいつ締め切りだとか、どれぐらいの人が面接に進めるかとか、面接はいつから始まるとか、何回ぐらい面接があるのかとか、面接で何を見ているのかとか… みなさんは表面的に知りたいのかしれないが、みなさんが幸せな人生を送ることとは何の関係もない。私が大学のキャリアオフィスで勤務していた頃、毎年300を越える企業が11月と2月に説明会に来ていたが、企業研究や企業分析のための説明をしてくれる会社は年に1社あるかないかであった。


統計のパイロットスタディとは何か

彼ら、彼女らがもっとみなさんのことを愛していれば(関心を持って見ていてくれれば)、みなさんに「今後、私たちはこの武器を中心に闘っていくつもりなので、どうかみなさんのチカラを貸してほしい。一緒に闘おう!」というメッセージをくれるはずである。こうなれば、みなさんの志望動機もはっきりするはずである。自分たちがこれから選択していく武器も示さずに、みなさんにはっきりとした志望動機を要求するなんて、就活ってなんかおかしい気がしないか?

だから…間違っていても良いんだよ。あの人たちが明確に示さないんだから、自分なりの企業研究・分析を通じて得た結論を示せばそれで良い。フェーズ1の例で示した、強みであ る「顧客のタイムリーなニーズに対応した商品の研究・開発」「日本でのシェアトップ維持」「世界での商品流通」などから、自分なりの企業研究・分析を経て、「世界での商品流通」つまり「積極的な国際展開」を武器にすることを仮に決めれば良い。

なぜ「仮」なのか?それは(6)(7)のところで示す自分の強みが全く生かせないかもしれないので「仮」なのだ。生かせないと判断した場合は、強みの中の強みを別の項目にしなければならない場合もあるだろう。

次に(5)では(4)の強みを生かす場合、今後どのような展開が予測されるかについて想定するのである。不思議なことに、どこの会社も武器の特定は曖昧なのに、今後の展開については話してくれるし、企業秘密にならない程度の情報も出してくれている。「積極的な国� �展開」の軸は決まっていない(公表されていない)が、「アジア進出&台頭」は決まっている感じである。これについては、経済雑誌、新聞記事、OBOG・会社訪問などで明らかにしていけば良いだろう。

(5)で自覚しておかなければならないことがある。みなさんの志望動機でよく見るパターンとして、現在の事業展開がそのまま継続されることを前提とした動機となっている。企業は常に動いている。しかも、みなさんが入社するのは来年の話なので、今は国内シェアトップに躍起になっていても、今後は国内シェアを捨てて国際展開に注力するかもしれないということだ。現在の事業が未来も続くと思って志望動機を書いてはいけないということだ。

上の例では、アジア戦略の強化によって日本からアジアの企業となり、さらに 世界へ羽ばたくチャンスをつかむための中心として「アジア」を置くことで、展開を想定している。実際には、企業のHPやブローシャーでは「世界の豊かさを創造する!」となっていたが、日経ビジネスの記事から「アジア戦略」を読み取ったカタチである。しかも、日経ビジネスには「脱日本」と書いてあった…など。

(6)については、自己分析によって自分の強みである様々な人間性、行動特性、価値観を始め、知識、能力、経験も含めてあげて、(4)や(5)に関連する強みを特定していけば良い。つまり、自己PRとしてアピールする強みや学生時代に力を注いだことで発揮された行動特性に固執することなく、自分の強みを広く考えてみてほしい。

(4)(5)で国際展開力を軸にしてアジア戦略を想定する場合、自分のどの強みをどのよ� ��に生かすことができそうなのかの組み合わせを考えてみる。例えば、

アジアでの拠点開拓←(どの強み?)粘り強さ(どのように?)現地での現地の人のニーズ把握
アジアでの営業←(どの強み?)ボランティアでのアジアの経験(どのように?)アジアの人とのコミュニケーション
アジアでのネットワーク形成←(どの強み?)ボランティアやゼミでの活動経験(どのように?)様々な関係者との連携や協議
世界への波及←(どの強み?)障壁や障害を乗り越え、行き詰まりを突破できる力(どのように?)歩みを止めずに進化し続ける体制
などが考えられる。

そして最後に、(4)+(5)で企業の今後の展開を想定したが、(6)の今の強みだけではどうも役に立ちそうにないので、(6)を補強するために(7)を考えるのである。つまり、どう考えても、今の粘り強さ、今のコミュニケーション力、今のネットワーク力、今の突破力では、(4)+(5)には貢献できそうもないのである。(4)+(5)と(6)のギャップを埋めるためにどのような力を付けるべきかを考えれば良い。

上の例では、今の粘り強さを補強するための成果主義であり、今のコミュニケーション力を補強するための語学力の上達であり、今のネットワーク力を補強するための交渉力や信頼感であり、今の突破力を補強するための改善・改革力である。

フェーズ1の例も含めて考えると
『①貴社は、常識にとらわれず現状に満足することなく常に上を目指している姿勢を大切にして、顧客満足度を徹底されている。②この企業文化こそが、顧客のタイムリーなニーズに対応した商品を開発し、日本でのシェアトップを維持し、世界での商品流通を拡大しているなどの強みにつながっていると考えている。③自身は中学校のクラブ活動以来、大学時代のゼミ活動やボランティアサークルに至るまでチームでの取り組みを大切にして成果を上げてきた。メンバーが同じ目標に向かってベクトルを合わし、レベルの高い目標を達成することを喜びや成長として感じることができるので、貴社の考え方に大きく共感できる。また、自身は途上国の貧困削減に貢献するボランティア活動に関わっており、貴社の地域や国別のニーズに� �応した海外展開の積極性こそが「世界の企業」としての果すべき役割であることにも共感したことが志望した理由である。
(ココから)また、④貴社は説明会の場でも、今後はこれまで以上に国際展開に取り組まれるとの方向性を示されている。⑤この積極的な国際展開によって、日本の企業からアジアの企業に、そして世界の企業へ羽ばたくためにアジア戦略を位置づけられている。⑥自身はこれまでの国際的なフィールドを対象としたボランティアを通じて国際感覚を身に付けるとともに多様な文化を認めることができるコミュニケーション力を育み、どのような困難な行き詰まりにも対応できる粘り強さは発揮し、チームとして結果を出していくことの達成感を大切にしてきた。⑦さらに今後も現在の強みを補強するかたちで、成果主義の徹底、語学力の上達、交渉力を身に付けること、文化を超えた信頼感の醸成、次につながる改善・改革力を通じて� �貴社のアジア戦略に貢献したいと考えている。(ココまで)具体的には… 』

未だ続く。ここまでだけでも字数制限をオーバーしているだろう。あとは削ったり、省いたり、まとめたり、そのあたりの作業は、次のパート3の後に解決したい。まずは、ほぼ全文に近いカタチで文章を構成してみると良い。無難な気持ちを捨て、チャレンジの気持ちを大切にすれば、削ったり、省いたり、まとめたりすることは意外に簡単だ。本当に伝えたいことだけが残るのである。

上辺だけの自己分析や企業研究・分析にピリオドを打って、真剣に自分と向き合い、企業と向き合える日が来ることを祈っている。今、楽をする方向に流れれば、本当の幸せは見えてこない。今、苦痛に耐えるだけでも幸せは近づかない。夢と希望を持って楽しく 、昨日より今日、今日より明日の進歩を求めれば、自ずと幸せは訪れるようになっている。諦めるなよ!

(お約束!)この記事を読んで満足された方、納得された方、何らかの気づきを与えられた方は、そして、元気が出た方、勇気が出た方、笑われた方は、上や下にある人気ブログランキングあるいは→ここをクリック!
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就活指令…自己PRの高度化計画パート5~具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つけろ!~ [自己分析]

多くのみなさんの大きなご協力のおかげで、現在人気ブログランキング・就職部門で2位につけている( http://blog.with2.net/link.php?803911 )。今日は打合せで品川シーサイドにいて、就活生をたくさん見かけた。みなさん手帳はしっかり眺めているが、就活全体のスケジュールを立てているのだろうか?あんな小さなスケジュール帳では、「説明会&面接スケジュール帳」となってしまう。あとはプレエントリーやエントリー企業のIDメモとエントリーシートの締め切りが書かれ、合否で○×がつくのだと思う。そんな変な自己満足の就活から脱出するためにも、やはりもう一冊、本当の「自分スケジュール帳」を作ったほうが良いと思う。説明会や面接のスケジュールと睨めっこするのではなく、自己分析、企業研究・分析、エントリーシート作成コンテンツ、筆記試験課題としっかり向き合ってほしい。電車の中の10分さえも無駄にしないようなノートを作ろう。

このブ ログは決してブログランキングで上位になることを目標としているのではなく、みなさんとともに、共感・共有できる仲間を増やすことが目的だ。書籍の執筆の都合で、このブログがいつまで続くかわからないが、今日も&今日こそ、みなさんにクリックしていただけれるように心を尽くしたい。

さて、今日は、自己PRの高度化計画のパート6である。パート1~パート5を読んでいない方は、まず読んでいただきたい。そうでないと意味がわからなくなる可能性もあるので。
パート1(就活指令…自己PRの高度化計画パート1~自己PRのスクラップ&ビルドにチャレンジせよ!~ 
パート2(就活指令…自己PRの高度化計画パート2~自己PRの結びは社会人になる覚悟を示せ!~ 
パート3(就活指令…自己PRの高度化計画パート3~自己PRの導入文で自分が伝えたい特徴の全て表現せよ!~ 
パート4(就活指令…自己PRの高度化計画パート4~もう一度自分の原点(ルーツ)を思い出し、そこに立ち戻れ!~ 
パート5(就活指令…自己PRの高度化計画パート5~大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ多く見せろ!~ 

今回はパート6として、前回の「大学時代に自身の強みが発揮された経験をできるだけ広く見せる」のうち特に顕著に発揮された経験について『具体的なエピソードは「正確」ではなく「的確」なパターンを見つける』ことの高度化を考えていきたい。


みなさんの自己PRを見ていると、自己PRとエピソードの関係が以下のようなパターンとなっている。
(1)「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」がほぼイコール(100%)の人
(2)「自己PR」で「学生時代に力を注いだこと(エピソード)」が大半を占める(90%以上)の人
(3)「自己PR」の強みを表すいくつかの経験のひとつが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(4)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」になる人
(5)「自己PR」の強みを表す具体的エピソードが「学生時代に力を注いだこと」にならない人
(6)「自己PR」のエピソードをわざと「学生時代に力を注いだこと」と被らないようにしている人
(7)「自己PR」で具体的なエピソードを書いていない人

パート1~パート5を読んでいただくと、ほぼ判定がわかると思う。
(1)×:自己PRはこれまでに生きてきた20年間で育まれた、人間性、行動特性、価値観について他人との差別的優位性をアピールする場である。「学生時代に力を注いだこと」とイコールの関係ではない。
(2)×:導入文の自分の強みや特徴以外は「学生時代に力を注いだこと」になっている。同上。
(3)○:自分の強みが「学生時代に力を注いだこと」に発揮されているのは自然なこと。
(4)△:「自己PR」と「学生時代に力を注いだこと」が独立した設問である時は、話が被る可能性が高く、人間としての幅の広さを示せない。ただし、面接の時は○になる。
(5)○:学生生活の幅の広さを示すことができる。
(6)△:わざとやると本当の強みが伝わらないので注意が必要。
(7)×:具体的なエピソードがないと強みをイメージできない。

ということは、エントリーシートでの自己PR(つまり「学生時代に力を注いだこと」と独立している場合)は、わざとらしさに気をつけながら、「学生時代に力を注いだこと」とは別の具体的エピソードを準備した方が良いということになる。逆に言うと、面接やエントリーシートで「学生時代に力を注いだこと」がない場合には、自己PRの具体的なエピソードとして「学生時代に力を注いだこと」を準備しなければならない。ということは…この時点で二つ自己PRを準備しておかなければならないことになる。

それでは「具体的なエピソード」とはどの程度具体的であることが求められるのだろうか。みなさんのエントリーシートの自己PR、長所、自分の特徴には、� �学生時代に力を注いだこと」で書くコンテンツ(目次)のほとんどが書かれている。強みや特徴をアピールしないといけないに、「私のはこの経験から全員で力を合わせることの大切さを学びました」などで締めくくられている。おいおい!あなたと他人の決定的に違うところはどこよ?と聞いているのに、「学びました」とは何事だ!大切さを学んだことが大きな違いなのか?力を合わせることが大切だと気がつくのは小学生のレベルじゃないか!というとになってしまう。

そもそも具体的なエピソードが問われるのはなぜなのか?それは、パート3で示した導入文での自身の「強み」や「特徴」をより的確にイメージさせるためである。そのイメージによって、パート5で示したどのような経験においても、その「強み」や「特徴」 が発揮されていることもイメージさせ、その「強み」や「特徴」がこの会社でも発揮されることを確証させるためである。

わかりやすく言うと、「粘り強い人」が、学生時代でのボランティアの「粘り強さ」を伝えることでそのシーンが強くイメージされ、その前にボランティア以外に伝えた「長期インターンシップ」「ゼミコンテスト」「カフェのアルバイト」などにもその粘り強さが発揮されることを同時にイメージでき、この粘り強さはこの会社に入っても粘り強く営業(あるいは研究)に生かされるの間違いなさそうだ!となるわけだ。

それでは「より的確にイメージさせる」ためには「何を」「どのように」伝えれば良いだろう。
まず「何を」伝えれば良いのか?である。
ポイントは「正確」ではなく「的確」だ。「正確にイメージさせる」だと、とても細かい瞬間的な実話を話さなくてはならない。「ある時、店長が店におらず自分が仕事を任された時…」などのほとんど偶然に近い内容になる。そう。みなさんがよくエピソードとして書いていることだ!みなさんは、「正確にイメージさせる」ために必死になって書いていたのだろう。でも違う。正確ではなく、的確を追いかけるのだ。

「的確」にイメージさせるためには、その強みや特徴が表れている「パターン」を特定することだ。例えば、ボランティアで言うと、粘り強さが発揮されているのは「行き詰まり」のパターンであり、現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外� ��人との文化の差を埋めれない行き詰まり…いろいろな「行き詰まり」のパターンを粘り強さでカバーしていたのである。そして、長期インターンシップ、ゼミコンクール、カフェのアルバイトでも「行き詰まり」のたびに、その驚異的な粘り強さを発揮して窮地を救ってきたのである。

その強みや特徴は四六時中フルに発揮されるわけではないと思う。必ずフルに発揮されるパターンがあるはずだ。それを見つけてほしいと思う。「行き詰まり」にとらわれず、「成功」に発揮されるパターンもあれば、「周囲との絆」に発揮されるパターンもあれば、「自分と周りの成長」に発揮されるパターンもあれば、…そのパターンはこの世の人の数だけある。

「より的確にイメージさせる」ためには
もう一つはどのように伝えるか?である。
「それは粘り強いよね~そんな人なかなかいないよ!」と声を掛けられるぐらいに伝えなければならない。「よくそこまでできたもんだね」「そのこだわりはどこからくるの?」「最近でもそんなことあった?」などの言葉が続くぐらいのことを伝えなければならない。

…と言うのは簡単だが、どう言えば相手がそんなことを思ってくれるのだろうか?答えは簡単…「普通の人ならやらないということを表現する」これしかない。しかし、嘘をついて普通の人ならやらないことを言ってもダメだ。なぜなら、その「普通の人ならやらないということを表現する」のは、「とても普通の人では考えつかないこと」なのではなく、「誰もが気がつきそうでやれそうだけど実際に行動に移せる人はそんなにいないだろうな~」ということだ� ��

自分は大きな経験をしてこなかったとか、普通の人よりも優れた能力がないとか、そういう問題ではない。誰にでもできることだけれど、なかなかできていないことや行動に移せないていないことを捉えるのだ。

例えば、粘り強さが様々な行き詰まりを救ってきたとすると、「粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなの力を借りてマイナスやゼロを一気にプラスに転じる工夫をした。」等が考えられる。「これうまくいったら…面白くなるよ!乗らない?…乗った!乗った!」ってな感じだ。普通は面白くなると思ったら人には言わず自分だけで独り占めしたくなる。そこをみんなから少しずつ力を借りて馬鹿力に変える戦法だ。

具体的なエピソードでは、その人の強みや特徴� �より的確にイメージさせるパターンと普通の人ができそいうでやらないことを表現できればそれで良いということである。それによる「成果」は付け足し程度でよい。なぜなら、その強みが発揮された経験による「成果」は、差別化を図れないからである。粘り強くても、粘り強くなくても、英語力は伸びるからである。「英語力が伸びました!」とアピールされても、それならもっと英語力が伸びた人、ほとんどネイティブの人もいるのでそちらを採用しますよ、となってしまう。

それでは、前回のパート5の例で、具体的なエピソードを当てはめてみるとこうなる。
「最後の最後まで諦めず、周囲が求める結果につなげることができる粘り強さがある。その粘り強さは、チームがチャンスの時もピンチの時も周囲のパワーが落ちた時に遺憾なく発揮され、周囲にオンリーワンの存在感を示し、それが自分の自信と成長につながっている。[強みのルーツを特定]・・・この強みが大学時代に発揮された経験としては、途上国の貧困地域に対する生活支援のボランティアサークルの3年間の活動と執行部の経験、長期インターンシップでのグループ活動として営業報告書マニュアル作成、学内でのゼミナールコンテストでのとりまとめと入賞などをあげることができる。[ココから]特にボランティア活動での執行部としての経験では、責任が重くのしかかることで、様々な「行き詰まり」にぶち当たった� ��現地との交渉での行き詰まり、語学力が伴わない行き詰まり、メンバーの関係がうまく行かない行き詰まり、外国人との文化の差を埋めれない行き詰まり等、全てその粘り強さで突破することができた。その粘り強さを発揮できたのは、まさに周囲の人の存在である。粘り切った後に良い結果が出ることをイメージして、それを周囲と共有して、みんなから少しずつ力を借りてマイナスやゼロのムードを一気にプラスに転じるパワーを生み出すことができたからである。その結果、充実したボランティア活動を実現し、途上国での恵まれない人の多くの満面の笑顔につなげることができた。[ココまで]…[今後の強みに関連したビジョンを設定]。」

そして、エントリーシートの前後の設問や面接に備えて、ボランティア活動のと� ��ろを、長期インターンシップでも置き換えれるようにしておく。

自己PRに「完成」はない。まだまだ本当の自分のことを言い表せていない。上辺だけで、その場凌ぎの、無難なPRをしている。なかなか買ってくれないお客さんの前で当たり障りのないの売り込みをしていても、確実に売れないのだ。毎日、毎日、自分の深みを追及していけば、いつかそれをわかってくれる人、感じてくれる人、気付いてくれる人が必ず現われる。それこそが、内定への近道なのではなく、幸せに続く道なのだ。言うまでもなく、内定や採用は幸せに自ずとついてくるから安心すると良い。

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